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ライセンス的にLinuxでの利用が難しかったZFSがカーネルモジュールとしてネイティブに利用できるようになったことで、LinuxでZFSとiSCSIを使ってストレージサーバを構築してみました。

構築に使用した素材は下記の通り。

  1. OS:Fedora15
  2. Server:HP ProLiant MicroServer
  3. NIC:INTEL GIGABIT NIC (EXPI9301CT) * 2枚
  4. Memory:DDR3 PC3-10600 4GB * 2枚
  5. HDD:WD25EZRX * 4個
  6. HDDマウンタ:PLANEX PCP-HDM-35 (3.5インチ->5インチ変換マウンタ)
  7. SATAケーブル:SANWA SUPPLY TK-SATA-05LA 0.5m
  8. 電源ケーブル:PLANEX PCP-PC-MS (4ピンオス->SATA15ピンメス変換)

最近はMicroServerは2万程度で売られてますが、HP製なので作りはそれなりにシッカリしており、音が静かなので自宅サーバとしては持って来いです。しかもHDDはトレイで抜き差し出来る形で4台も積め、ストレージとしても十分です。(今回は無理やり5台積む)

このMicroServerに最近安くなったメモリを8GB搭載し、HDDはコストパフォーマンスが高い2.5TBを4台を搭載、iSCSIで他のサーバからマウントする為、信頼性の高いINTEL製NICを2枚組み込み、ストレージサーバとして利用しました。

HDDですが、元々MicroServerには250GBのHDDが付いてきますので、コレにOSをインストールし、2.5TB*4台のHDDの全容量は全てストレージ用として利用することにします。この為、250GBのHDDは5インチベイへ変換マウンタを使用して搭載し、2.5TBのHDDは下記写真の通りにトレイを取付けてにて4つのスロットへ挿入です。

HDDは2.5TBを4台

HDDは2.5TBを4台

250GBのHDDは5インチベイへ

250GBのHDDは5インチベイへ

4ピン->SATA15ピンへ電源コネクタを変換

4ピン->SATA15ピンへ電源コネクタを変換

iSCSI用に1GbpsのNICを搭載

iSCSI用に1GbpsのNICを搭載

ここまでで、ハードウェアの準備ができたので、次にOSであるFedora15を250GBのHDDへインストールします。インストール時は2.5TBのHDDへはまだ手を加えません。

OSのインストールが完了したら、ZFSのインストールします。ZFSインストール方法はこちらを参照下さい。

LinuxでのZFS利用手順

私の場合は、2.5TBのHDDを4台全て使って、RAIDZを構成しました。そこから必要な分の容量をZFSボリュームで切り出して利用しています。

次にZFSボリュームを作成しiSCSIでボリュームを公開します。iSCSIの利用方法はこちらを参照下さい。

LinuxでiSCSIを使ってみた

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