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前回、iSCSIの設定について記事を投稿しましたが、今回は運用中にターゲットを追加/削除する手順を掲載します。結構手順確立するまで悩んだのでメモとして。

まずは追加の手順、

iSCSIターゲット側で設定ファイル「targets.conf」を更新し新しいデバイスをiSCSIで公開します。その後、「tgt-admin」で設定ファイルの更新を反映させます。

vi /etc/tgt/targets.conf
<target iqn.2011-08.jp.example.storage:dev02>
  backing-store /dev/zvol/mypool/dev02
  initiator-address 10.1.0.1
</target>
tgt-admin --update ALL

次はiSCSIイニシエータ側の手順、上記で追加したデバイスをイニシエータ側で登録とログインをします。

ターゲット登録

iscsiadm --mode node --op new --portal 10.1.0.2 --targetname iqn.2011-08.jp.example.storage:dev02

ターゲットへログイン

iscsiadm --mode node --targetname ipn.2011-08.jp.example.storage:dev02 --login

正しく登録とログインができて、OSで「/dev/sdx」等のデバイスファイルが割当てられたことを確認します。

iscsiadm --mode session --op show
  
dmesg

これで登録手順は完了です。次は削除手順。まずはiSCSIイニシエータ側から作業します。作業手順は登録の逆手順です。

なお、削除前にはアンマウントする等、OSが利用してない状態にします。

ターゲットからログアウト

iscsiadm --mode node --targetname iqn.2011-08.jp.example.storage:dev02 --logout

ターゲット登録削除

iscsiadm --mode node --op delete --portal 10.1.0.2 --targetname iqn.2011-08.jp.example.storage:dev02

削除されたことを確認

iscsiadm --mode session --op show

上記で、イニシエータ側からは利用できない状態になったので、ターゲット側で設定を削除/反映を行います。

設定を削除

vi /etc/tgt/targets.conf

設定を反映

tgt-admin --update ALL

以上です。もっと良い方法があるかもしれませんがとりあえずはこの手順で運用しています。

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